離乳食の簡単な始め方

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フリーズドライ、フリージング、ベビーフードは当たり前!離乳食めんどくさい協会の新しい離乳食のHow toです。包丁もブレンダーもなるべく触らずに進めるのに必要なものや、食材の入手先などを紹介します。

 

離乳食めんどくさい協会の離乳食

少しリズムがつかめてきた矢先に訪れる試練「離乳食」。自分の食事もままならないのに、アレルギーや栄養を考えて食べやすい形状に加工してあげるなんて!という方が多いでしょう。

 

離乳食めんどくさい協会とは

「#離乳食めんどくさい協会」はTwitterで、気を楽にして離乳食に取り組む人たちがつけるハッシュタグ。検索をしてみると、そんな簡単な方法が!と驚くような先人たちの素敵なアイディアに出会うことができます。

Twitterをチェック>

 

離乳食で大切にしたいこと

いくら手抜きとはいえども、相手は赤ちゃん。安心安全は大前提。その後一生続く「食」、心身を作る「食」なので手は抜いても気を抜いてはなりません。人として自立をするための大きな一歩、パートナーやサポートをしてくれる家族などとルールを設けることをおすすめします。

 

我が家離乳食ルール

①食事の場は楽しいと教える

②アレルギーの懸念がある食べ物は朝与える

③苦手な食べ物は無理にあげない

④苦労をしない

①は我が家の場合朝は旦那が子に食事を与え、母である私は正面に座って朝ごはんを食べます。二人で明るい声で「あーん」「あむあむ」「美味しいね」と笑顔で話しかけながら進めます

②は万が一アレルギーが発生したときも、朝であれば二人で対処ができます。怖い思いも一緒に経験できた方が、その後の非常事態での対応もスムースになるかなと考えています。

③は今苦手であっても大きくなるにつれて克服する機会も増えるので、お互い無理せず取り組みたいものです。

④は苦労に感じる経験も大事かもしれませんが、心を蝕む時間があれば、その分ベビーフードを使うなどして楽しい時間や休息を取った方が有意義と考えています。

 

最新情報を確認しよう

本やネットに情報がありますが、大事なアレルギーの進め方ですら言っていることがバラバラです。というのも研究は現在進行形で行われていて、方針が変わっているんですよね。(白湯や果汁をあげなくなったのと同じです。)

アレルギーの発生しやすい食品は、遅らせずに6ヶ月ごろから少量与えるという方法が最新です。ただし、アトピー体質や家族で食物アレルギーがある人がいる場合はお医者さんに相談しながら進めましょう。

『卵アレルギーは乳児から少量食べて予防 学会が180度の方針転換』

子どもの食べ物アレルギーの中でも最も多い卵アレルギー。日本小児アレルギー学会は2017年6月16日、離乳食を始めるころの生後6か月から少量ずつ卵を食べさせると、卵アレルギーの発症予防になるという提言を発表した。

これまでのアレルギーを起こしやすい食品は食べる時期をできるだけ遅らせた方がいいとの考え方を180度転換した。医師の管理下で少しずつ慣らしていくというが、大丈夫なのだろうか。

記事をチェック>

 

おすすめの離乳食本

たくさん種類がある上に、進め方も異なるので迷ってしまいますよね。最低2冊、目を通しておくことをおすすめします。一つはフリージングや時短にこだわらないものもう一つはフリージングに特化したものです。後者はどうしてもフリージングするために進め方に無理がある場合があります。

また多くの本はいかに食材を種類多く食べさせるかに傾倒しすぎています。以下の育脳の本は栄養価にこだわった食材やレシピを提案していたので、とても参考になりました。

 

離乳食の準備リスト

離乳食をはじめるにあたり、何を準備したらよいのか?自治体の離乳食教室や離乳食本で紹介されていても、手抜き前提ではなくいから迷いますよね。最初に揃えておきたいもの、実際に使って便利なものをご紹介します。

●調理器具

フリージング、ベビーフードで離乳食に取り組む場合の必須品を紹介します。

フリージングトレー

今や離乳食に欠かせない冷凍保存。専用のトレーは非常に取り出しやすいです。100均にもありますが、シリコンの香りが苦手な子もいます。まずはリッチェルのわけわけを購入しておくと良いでしょう。

手鍋

ほんの少量を作る調理が増えます。野田琺瑯のビーカーが本当に万能で、かなり時短になります。メモリがついているので計量が楽で、琺瑯なので火が通りやすくお手入れも簡単、注ぎ口が付いているのフリージングトレーに分けやすいです。おかゆを作る前日に昆布と水を入れて冷蔵庫に入れ、朝そのまま火にかけて米粉を入れて・・・という感じに使ってます。サイズは1Lあった方が他のお料理でも使いやすいです。

デジタルスケール

0.1g単位で計れるデジタルスケールを用意しましょう。安価なものだと0.5g単位でありますが、卵は黄身など0.1gごとに増やしていく食材もあります。

 

ブレンダー

マストではありませんが、あった方が進めやすいです。ハンディタイプであれば茹でた鍋でそのままペーストにできるので手間が減りますよ。

電子レンジ

フリージングした食材を温めるのに必須です。今は高機能なものが多いですが、安価なもので大丈夫です。

 

●食器類

出産祝いでもらうことも多い食器類。実用性を考えるといまいち勝手がよかないことも。。毎日使うものになりますので、そんな時は無理に使わず買い直しましょう。

うつわ

出産祝いでもらうことも多い食器ですが、「電子レンジ可・食洗機可」は大前提です。食洗機は使っていないという人も「共働きの三種の神器」と言われるほどなのでもし復職予定なら対応したものを用意しておいて間違い無いでしょう。(あとはルンバと自動乾燥洗濯機)

また最初は特に小さじ1~4で量が少なく液体に近いので、小さめで少々高さがあるものがおすすめです。スプーンですくいやすくなります。

おかゆや豆腐などのタンパク質は色のついたお皿、ビタミンは白いお皿にしておくと、ぱっと見で残量がわかるのですくいそびれがありません。

スプーン

まずはひとつリッチェルなどのお手頃なものを用意しておきましょう。子によっては素材感や形状に好みが出るようです。

 

コップ

乳首から卒業するための第一歩で選ばれるのがスパウト。人によっては「いきなりストロー」でうまく飲んでくれる場合もあります。まずは飲み口が複数セットになっているものも便利です。

保育園の場合ストローは使わずコップ飲みさせることもありますので、入園予定の方は要確認です。コップも1ヶ月ほど練習すると飲めるようになります。

 

●食卓まわり

親がスプーンであげる時期はまだ優しい。つかみ食べをする頃からしばらくは食べこぼしなんて当たり前。食卓はべっちゃべちゃになります。まず初めに用意したいものを紹介します。

お食事エプロン

飲み物を飲む練習を始める4~5ヶ月ごろには準備したいお食事エプロン。ベビービョルンが定番です。スナップで留められるシートタイプはお手入れ楽チンですが、掴んで口へ運んでしまうので注意していないと飲みこぼしがこぼれてしまいます。キャラクターの絵が入っていると気が散って食べてくれない場合もあるのでなるべくシンプルなものを。

つかみ食べをする頃からは袖付きのお食事エプロンを用意したほうが、着替えなくて良いので楽ですよ。ちなみにアマゾンの安価なものは中国から送られてくる場合もあるので要注意です。

 

イス

5~6ヶ月ごろはまだ脚の上に座らせて抱えながら与えるでも大丈夫です。ハイチェアは食べるときに踏ん張れるように足がつくタイプを選びましょう。次第に椅子から立ち上がるようになるため、上体を椅子に固定するベルトも必須です。

ワセリン

よだれと食べこぼしが混ざって口の周りはベチャベチャに。湿疹になりやすい敏感肌には最悪な状態なのです。アレルギーは肌から吸収して症状が出る場合も多いので、食前にワセリンを塗るのが今の常識です。市販のものはもちろん、皮膚科や小児科で処方をしてもらっても良いでしょう。

 

離乳食材のおすすめ入手先

普段買わない野菜や果物、ベビーフードやフリーズドライなど買わなくてはならないものが増えます。種類別にみんながよく選んでいるものを紹介します。

ベビーフード

リアルでもネットでも至る所で購入ができますが、ベビーザらスが複数購入で安くなるのでおすすめです。今のところ25%OFFのキャンペーンが値引率最大です。ただ、ベビーフードは賞味期限短めなので買い込み注意です。

ベビーザらスの離乳食>

 

野菜フレーク

かぼちゃ、にんじん、さつまいもといきなり裏ごしが必要な野菜が多いのですが、大望のフレークが全て解決してくれます。北海道産で安心、味も美味しかったです。楽天の直販ならまとめ買いでもう一袋付いてきます開封後も常温保存推奨なので、冷蔵庫の邪魔にもなりません。

 

冷凍の離乳食

加入の予定がない人には申し訳ないですが、宅配のコープがベストです。おかゆはもちろん解凍するだけでOK な野菜のミックスもあります。冷凍のキューブになった豆腐も非常に勝手が良いです。

子育て世代は手数料が安くなる制度があります。またプレゼントキャンペーンもありますし、共済に入る方も多いので必見です。

生協の宅配コープデリ>

 

添加物のない・少ない食品

離乳食用の食品ではなく、米粉やパン粉、お麩、トマトピューレなどが必要になります。もちろんスーパーで手に入るものでも大丈夫ですが、生活クラブの商品がシンプルな材料で作られていて使い勝手が良いので私はそちらで購入しています。オーガニック食材を多く取り扱う店舗においてあることが多いので、足を運びやすい実店舗やネットショップを抑えておくと良いでしょう。

生活クラブ>

 

フルーツのペーストやオートミール

離乳食を進めていくと時期的に手に入りにくい野菜や果物が必要になることも。アメリカの通販サイトiHerbなら、オーガニックな食品やフルーツのペースト、粉状のオートミールなど時短に欠かせない離乳食が種類豊富で、日本まで送料無料で送ってもらえます(4500円程度以上の購入で)。海外もお米から離乳食を始めるのですが、ライスミールなら火を通さなくて良いので、おかゆづくりは米粉より簡単です。

iHerbの離乳食(ピューレ)>

iHerbの離乳食(ライスミール)>

初回の方はクーポンコードでさらに安くなります。HGW945

 

離乳食の簡単な始め方

初期は調理いらずです!

・炭水化物

は和光堂またはまつおの粉末タイプのおかゆ

小麦粉はすりおろしたお麩、パン粉

 

・野菜

にんじん、かぼちゃ、じゃがいも、とうもろこしは大望のフレーク

ほうれん草・小松菜は和光堂の粉末

枝豆はコープの冷凍ポーション

トマトはカゴメの無塩ジュースかペースト

さつまいもはキューピーの瓶

 

・たんぱく質

白身魚は和光堂の粉末

しらすはコープの冷凍無塩しらす

 

・卵

卵黄のみ使用した卵ボーロ

 

・果物

りんごはキューピーの瓶

バナナは潰す

 

離乳食のトリセツまとめ

ただでさえ手一杯な生活に、離乳食の計画や準備が加わると思うと気が滅入ってしまうと思います。はじめの3ヶ月は母乳やミルク以外のものを食べるということを学ぶ期間です。全く食べてくれない子が実はペースト状のものが嫌いで、いきなり固形から食べ始めた、という話を聞くほど子どもは多種多様です。今は苦手な食材も、酸味や苦味など動物としての本能が働いて避けているだけで、色々経験したら食べれるようになることも多いです。

つまり、まずは食の体験が目的です。手作りすることが重要ではありません。食料品メーカーというプロが考えたベビーフードや、フリーズドライ、冷食を活用していきましょう!