2018年7月、港区在住の私が第一子を出産しました。無痛分娩希望だった私の病院選びや診察内容、出産までにかかった費用を中心に、妊娠がわかったら知りたいお金にまつわる情報についてまとめました。
港区在住で妊娠がわかったら
私の時は、人気な愛育病院は7週目で出産の予約が締め切りました。出産方法にもよりますが、港区から通える範囲で特に無痛分娩を行っている病院は、人気が高いので早めの行動が必要です。夫やパートナーへの相談や報告をするのに、心の準備に時間がかかる・・・という方は自分だけでも妊娠検査をしに病院へ行くことをお勧めします。
分娩予約までのステップ
後に紹介するパターンにもよりますが、妊娠に気がついてから分娩予約までのおおまかなステップは以下になります。
①検査薬で妊娠判定をする
②近くのクリニックで妊娠検査をし判定を指定もらう
③母子手帳などをもらいに区役所に行く
(④クリニックへ行き紹介状を書いてもらう)
⑤出産を希望する病院へ行く
最後の生理が始まった日が0週0日目。周期が安定している人で妊娠に気がつくのは4週目前後でしょう。つまり人気な愛育病院で出産するには、妊娠に気がついてから2週間で⑤まで済ませなくてはなりません。区役所や大きい病院は平日しか空いておらず、特に仕事をしている人にはシビアな時間との戦いになります。
港区の母子手帳
母子手帳をもらうには妊娠判定をしてもらったクリニックの情報が必要です。手続きにかかった時間は15分ほどだったかと思います。妊婦健診のクーポンやちぃばすの乗車券、子育て情報の載った冊子など色々渡されます。
余談ですが表紙はディズニーです。
産婦人科と病院選びのポイント
妊娠したら定期的な妊婦健診が必要です。妊婦健診で通う病院と出産する病院は一緒である必要はありません。なるべく平日の日中に通える場所を選ぶと通院が楽です。
王道の3 パターン
①大きい病院で健診・出産
②産婦人科のクリニックで健診し大きい病院で出産
③個人の産院で健診・出産
(双子や切迫流産などで転院が必要になる場合があります)
私は②のパターンでした。ここで知っておくべき制度と選ぶポイントがあります。
産科オープンシステム・セミオープンシステム
愛育病院や山王病院など、高度で専門的な医療を提供できる周産期母子医療センターと産婦人科のクリニックが連携している制度です。オープンシステムは陣痛が始まるまで、セミオープンシステムは妊娠32週まで近くのクリニックに通い出産は大きい病院で行うことができるので通院や待ち時間の負担が少なくてすみます。
クリニック選び
私は仕事の合間に通える場所でたまたま選びましたが、比較的新しく綺麗で設備も整っていました。(広尾の産婦人科です。)以下の点で満足しています。
・平日は空いていて予約が取りやすい
・毎回4D超音波検査ができる
・胎児スクリーニング検査ができる
特に4Dは妊婦生活のモチベーションになりました。シャッターを切るようにたくさんの写真をいただいたので記念にもなっています。ただし毎回自己負担がミニマム7500円、のちに通った4Dでない慈恵医大でミニマム3000円とだいぶ差があるのでお財布と相談かなと思います。
無痛分娩ができる病院選び
産科オープンシステムに登録している、無痛分娩病院として以下を私は紹介されました。
・愛育病院
・山王病院
・山王バースセンター
・順天堂医院
・東大病院
・東京女子医大
東大病院は和痛になり、痛みを和らげる程度の麻酔をおこなう出産になります。
出産予約が殺到する愛育病院のような人気な病院でも、セミオープンのクリニックからの予約枠が別で用意されているので、駆け込みで間に合うかもしれません。(とはいえ数日ですが・・・)
分娩予約と出産にかかる費用
病院によって異なる分娩予約や費用は異なります。気になる出産一時金の制度についてもご紹介します。
愛育、慶応、山王病院などの分娩予約
愛育病院は早い者順で健診も愛育病院に通う人と、健診はセミオープンシステムに登録するクリニックに通う人で枠が分かれています。慶応病院の無痛分娩出産もかなり枠が少ないとクリニックの先生に伺いました。山王病院は山王バースセンターと2つに分かれています。
東京慈恵医大付属病院の分娩予約
私は愛育病院の予約が間に合わず、産科オープンシステムではない東京慈恵医大付属病院で出産予約を行いました。慈恵医大の無痛分娩予約は29週に行うということで、それまでクリニックに通い紹介状を書いてもらって転院となりました。やはり大学病院の待ち時間は長いので、妊娠初期に伺った時に29週の予約をしていて良かったと思います。
無痛分娩の出産費用
自己負担必須な無痛分娩出産。クリニックの先生に伺った費用をまとめました。
・愛育病院 約80万円
・山王病院 130万ほどだったかと
・山王バースセンター 130万ほどだったかと
・順天堂医院 約75万円
・東大病院(記憶にあらず。。安めでした。)
・東京女子医大 約90万円
・東京慈恵会医大 約80万円
神奈川県で出産した友人は無痛分娩で50万円を超えなかったと話していたので割高なことがわかります。
結局無痛分娩ができなかった私は、東京慈恵会医大で部屋を6人部屋と一つグレードアップして66万円でした。
港区の出産補助金
出産育児一時金は42万で支払い時に引くことができます。港区在住の場合はさらに18万円補助してもらえるので実質負担は以下より60万円を引いた金額になります。健保によっては付加金がもらえますが、付加金との差額の補助になるため財布には関係ありません。
上限60万円ー(一時金42万円+付加金⚪︎万円)=港区が補助する金額です。
またこの健保の付加金も港区の補助も、産後手続きをしてから振込みされるので、退院時は42万円引いたお金を用意する必要があります。
もしお財布に余裕があるのであれば、42万円も後の振込んでもらう方法で申請をしクレジットカードのポイントやマイルを貯めるという方法もできますよ。
妊婦健診の費用
計14回通う妊婦健診ですが自己負担が発生します。病院によってかなり差があります。県外ではクーポンでまかなえて負担がないところもあるようです。あくまでも私の通ったクリニックではの話になります。コスト重視でクリニックを選びたい方は電話して確認すると良いでしょう。
セミオープンシステムのクリニック
妊婦健診9回目まで通ったクリニックでは、何も検査をしないエコーだけの日で7,560円、血液検査をした日で9,720円、一番高い日で14,040円でした。
また先天性の病気がわかる初期スクリーニング検査は110,160円支払っています。
設備が整っていてこのクリニックに満足はしていますが、負担にはなりました。
東京慈恵会医大病院
妊婦健診10回目から通った病院ですが、何も検査をしないエコーだけの日で3,000円、血液検査をした日で6,900円でした。