Naomi ITOとPRISTINEの生地でおくるみ作り

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退院時から使うおくるみだからこそ、自分の気に入った素材・柄の生地を選びたいですよね。おくるみは直線で縫うので手作りの中でも取り組みやすいアイテムです。夏生まれの我が子にガーゼ生地を使ったおくるみを作ったので、生地や作り方を紹介します。

 

おくるみの生地選び

首がすわらない頃のだっこから寝かしつけ、冬の防寒や夏の冷房対策など何かと出番の多いおくるみ。使う生地は通年使える心地よさと耐久性の高さが大事です。また作りやすさを求めるのであれば、あまり伸びない生地を選ぶとよいと思います。

おくるみにおすすめの生地

家の中は空調をきかせますし外出時は赤ちゃんの服である程度調整をするので、通年使えて洗いやすい生地を探しました。今回私が夏生まれの我が子に選んだのはNAOMI ITOのWガーゼとPRISTINEのフラワーメッシュ生地。異なる素材を使うことでリバーシブル仕様になりました。

PRISTINE

日本製のオーガニックコットンブランド、プリスティン。生地の柔らかさ、着心地の良さは定評があり、新生児肌着も人気です。フラワーメッシュ生地は100%コットンで編まれた生地でふんわり柔らかく、薄手で通気性もあるので一年中使える生地です。他にも肌着やベットシーツなどに使える生地が多くあるのでおすすめです。

PRISTINEオンラインショップ

 

NAOMI ITOのnani IRO

水彩画家・伊藤尚美のアートワークから生まれる、テキスタイルブランドnani IRO。自然のモチーフと色使いからベビーグッズも人気です。Mercyという柄のWガーゼ生地を選びました。普通の生地屋さんにはない明るい模様の生地がたくさんあるのでおすすめです。

nani IROオンラインショップ

 

夏生まれ、冬生まれのおくるみ

フラワーメッシュ生地は伸縮性があり縫いづらさはあるので、夏生まれはWガーゼの2枚重ねもおすすめです。冬生まれでも家の中では空調をきかせて暖かくしたり、夜はスリーパーを使うのであればWガーゼでも大丈夫ですが、パイル地やコットン地を使っても良いでしょう。

1種類の生地でつくるのであれば、縫う工程も減って作りやすいです。ミシンで縫う場合は薄手で伸びる生地は扱いづらいので、一方を目がしっかりとした伸縮性があまりないWガーゼのような生地がおすすめです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

オーガニックコットンパイル 無地
価格:204円(税込、送料別) (2019/2/4時点)

 

おくるみ生地のおすすめショップ

楽天で購入できるお店ですと、coccaや日暮里繊維街の有名店トマトが種類豊富で使い勝手がよいかなと思います。

cocca

日暮里トマト

生地を購入するときは、作るサイズ+15cmあると安心です。布の縮みや縫い代はもちろん、まっすぐ切ってもらえるわけではないので多めに購入しておきましょう。

 

おくるみの作り方

大まかな流れは①裁断、②水通し、③待ち針、④縫う、⑤返して縫うの5ステップです。

 

①裁断

90cm角のフード付きおくるみを作ります。できあがり90+縫い代1.5+バッファ1.5で93cmほどに切ります。フード部分は裏表ガーゼでよいので、23.5cmの正方形に切ります。

用意する生地

・生地2種類 約93cmの正方形

・フード生地 約23.5cmの正方形

※もし1種類の生地で作るのであれば、93cm×185cmの長方形

生地をまっすぐに切る方法

・生地の耳を活用、基準にする

・生地をマットなどで押さえる

・布目に沿って切る(ガーゼは切る箇所の糸を抜くと間ができてわかりやすい)

・はさみはテーブルにつけたまま、歯は閉じ切らずに半分までにする

 

②水通し

予め生地に水分を吸わせて縮ませることで、できあがり後のお洗濯でも変わらない完成系を維持することができます。少し面倒に思うかもしれませんが、縫い物初心者こそ欠かせない工程です。

水通しの方法

布を洗濯ネットにたたんで入れて、30分ほど水につけます。洗濯ネットに入れたまま2~3分脱水にかけて陰干しをします。半乾きの状態でとりこみ、生地の目を軽く引っ張って整えてアイロンをかけます。完全に乾いている場合はスチームを使えばOKです。(浸水時間は素材によって異なります。30分はガーゼ生地の場合です。)

 

③待ち針

生地を重ね合わせます。裏表ある場合は、生地Aの表面→フード生地A面→生地Bの裏面という順番で重ねます。生地の耳がフードのどちらかの辺にくるようにし、フードのある箇所から待ち針を打ちます。生地に余分なところがあれば、今のうちに切ります。

※フード部分はほつれ防止と縫いやすくするために、三角形になるように半分に折ってかがり縫いをしました。ミシンのメニューにかがり縫いがない場合はジグザグ縫いをします。

 

④縫う

フードのある2辺から縫い始めます。なるべくまっすぐ縫うために、生地の目をよく確認します。今回は異なる生地を使用しているので、伸びにくいガーゼ生地が下側に伸びやすいメッシュ生地が上側に重なるようにしました。

最後の一辺の途中に10cmほどの返し口を設けます。縫っていった結果、縫い代が5mm以上ある箇所は切ってしまいましょう。

 

⑤返して縫う

返し口から生地を裏返し、端にアイロンをかけます。返し口は「コの字縫い」で縫い合わせると見た目が綺麗です。(手間ですが難しくはないのですよ)縫い目が気にならなければ、ミシンで縫ってもOKです。

 

簡単なおくるみ作りにチャレンジ

手作りだからこそ愛着が沸きますし、実際使うときをイメージしながら作る時間も楽しいものです。また保育園や幼稚園、小学校と何かと手作りする機会が多いので、まずは簡単なおくるみから縫い物を始めて練習していきたいですね。

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