赤ちゃんの成長記録やウエディングの撮影小物として人気なコットン・ウールレター。メルカリやミンネなどでハンドメイドが売られていますが、安くて簡単に作れるのでスキマ時間を活用して手作りするのもオススメです。
今回はアイコードニッターという回すだけで簡単にリリアンが大量生産できる編み機を使ったウールレターの作り方をご紹介します。
ウールレターとは
編んだ毛糸の中にワイヤーを通して文字を作るウールレターは、撮影小物はもちろんインテリアとしても人気です。糸は市販のウールやコットンで良いので色は選び放題、手で変形できるので自由に形やメッセージを表現できます。編んだ紐の表情が温かく、優しい雰囲気に演出できます。
ウールレターに必要なもの
今回は子育て中や結婚式準備など忙しい人でもスキマ時間に作業できる方法をご紹介します。慣れると1時間で完成できますよ!
・アイコードニッター
リリアン編み機が半自動になったアイコードニッター。糸をセットしたら手で回すだけで大量生産できます。
ネットでの購入がおすすめです。銀座のユザワヤでは販売していませんでした。
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・お好みの糸
推奨の糸は毛糸(極細〜合太)、レース糸、ラメ糸、刺繍糸です。
私はウール100%の細めの毛糸を使用しましたが、アクリルでもコットンでもOKです。100均でも手に入ります。約70mの毛糸で560cmのウールレターが作れました。スペルにもよりますが、A4サイズの高さの文字で3枚分作れました。
DARUMAのiroiroというシリーズが種類が多く、通年販売しているので途中で色を買い足す場合も安心です。大手企業なのでOkadayaやユザワヤでも購入できます。
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・針金
少し力を入れれば変形できる、太めのワイヤーが扱いやすくておすすめです。私はキャンドゥで販売しているビニール皮膜針金約直径1.6mm×10mを購入しました。
ざっくりですが、A4サイズの高さの文字で7枚分を作るのに約1.5本分使いました。
また、最後の仕上げで細めの針金もあると綺麗に仕上がります。短くて良いので、バケットの袋や花束などで使われる針金で大丈夫です。
ウールレターおすすめ書籍
素敵な作例と作り方が紹介されている書籍があります。参考になりますのでひとめ見ておくと良いでしょう。
ウールレターの作り方
アイコードニッターのパッケージに使い方は記載されていますが写真で使い方と綺麗に作るためのコツポイントもご紹介します。
アイコードニッターの使い方
①糸を通す
本体とおもりに糸を通します。必ず外側のおさえも忘れずに。本体から糸を垂らしたら、糸の端を結んでおもりに通します。中細なら結ばなくても外れませんが念のため。
②1つ目のフックにかける
手で毛玉の方をおさえ少し糸を張りながらゆっくりハンドルを時計回りに回し、1つ目のフックにかけます。
③3つ目のフックにかける
2つ目のフックにかからないよう、かぎ針で持ち上げながらハンドルを回します。糸を戻し3つ目のフックにかけます。4つ目は2つ目と同じようにかけません。
④ひたすらハンドルを回す
5つ目から全てのフックにかけます。重しが床につかないように位置を上げながらハンドルを回していきます。
⑤とじ終える
最後ハンドルを反対回しにして糸を落とします。網目の4つ角に糸の端を通します。とじ針がない場合は、細めの針金や糸通しでも代用できます。
きれいに作るポイント
おもりが落ちていないと、閉じ金から糸が外れずに編み飛ばされてしまいます。早く回しても大丈夫ですが、おもりと編み飛ばしがないか確認しながら進めます。
また編まれた紐はくるくる回転します。編まれて床に垂れた紐をまとめておかないとひねり続けて絡まってしまいます。クリップなどでまとめ、回転するようにしておくと後々楽ですし綺麗に作れます。
ウールレターの形の作り方
①針金を通す
編んだリリアンに針金を通します。針金の端が引っかかるので後退したり、隙間から外に出して引っかかった糸を外したりしながら進めます。紐通しのように先を丸いもので保護できると進みが良くなり楽です。
②文字を作る
作りたい文字に合わせて折っていきます。始点は後ろに少し折り曲げます。筆記体であれば書き順に合わせて表に向かって折ったり、繋がらないところは後ろに折ったりとルールを決めておくと統一感が出ます。iの点をハートにしたり、スペルの最後に飾りをつけるとオリジナリティが出ます。
③針金でまとめる
重なり合うところはどうしても浮いてしまうので、表から見えないように紐と針金の間を通して細めの針金でまとめます。
きれいに作るポイント
複数の文字を作る場合は特に、紙に印刷しておくと大きさや感覚を揃えられて綺麗に仕上がります。
針金に通した後、紐のひねりを無くしておくと良いでしょう。また針金を折る箇所に紐に余裕を持たせるとワイヤーが見えず、またぽってり感がまして綺麗に見えます。
ウールレターの作品例
今回ハーフバースデーの撮影用に文字などをウールレターで作りました。HAPPY HALF BIRTHDAYとハートの作り方をご紹介します。
HAPPY HALF BIRTHDAY
aは一周半してツノを作ります。pは縦棒を後ろに折って作り、円を描いて後ろから縦棒とまとめてくるりと回しました。fは書き順通りです。Bとiはつなげず、バラバラにしています。tは上に突き抜けた後に横棒を作っています。dはa と同じ作り方です。
吹き出しとハート
今回は置いて撮影したためつなげていません。吹き出しは視点と終点を折って重ねただけです。ハートも同じで凹みの箇所に円を描いただけです。
海外の作品例
instagramでは「icord」や「Tricotin」で海外の素敵な作品例を見ることができます。
最後に…
100円から手に入る毛糸。リリアン編み機のアイコードニッターはメルカリでも高く販売されているので、必要な分だけ編んで売れば、ハンドメイド作家さんよりもお安く用意できますよ♪