妊娠がわかったら、気をつけたい食事について / Prenatal

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妊娠がわかったら途端にガラッと変わるライフスタイル。準備すべきことは色々とありますがまず気をつけたい「魚介類、コーヒー、お酒など食事やサプリ、薬について」実体験をもとにまとめました。

 

妊娠初期に気をつけたい、食事について

妊娠初期、なにを気をつけたらいいのかわからないですよね。調べるといろんな情報がでてきますし、許容量も分かりづらいと思います。肌感でわかる、覚えられる程度の情報にまとめました。

①水銀が含まれる魚は、1週間で刺身・切り身は合計1人前まで

よくマグロやうなぎは食べてはいけない、という話を聞きますが、食べ過ぎなければ大丈夫です。むしろ食中毒になりやすい貝類の生食に注意しましょう。

マグロの中でも本マグロ、メバチマグロ、インドマグロ、その他キンメダイ、メカジキ、マカジキが水銀の含有量が高いと言われています。

また妊娠が分かる前にたくさん食べてしまった、という方もご安心を。胎盤を通して赤ちゃんに運ばれるのため、胎盤が出来上がる妊娠4ヶ月までに体内の水銀量が減っていれば大丈夫です。

 

それでもお寿司が食べたい。。どう対応する?

私は食べたいと思った時は気にせず、品質に不安感がない良店で美味しく楽しくいただいています。お寿司はアラカルトの場合、種類が偏らないように色々頼んでいます。

 

②うなぎやレバーは1日ひとくち分まで

妊娠初期のビタミンAの取りすぎは、胎児が奇形・先天異常などの障害を持つ可能性が高まります。なぜ野菜は良いのにレバーやうなぎはダメと言われるのかというと、ビタミンAの中でもうなぎやレバーに含まれるレチノールは体内からは排出されるのに時間がかかるから。

鶏レバーや豚レバーは4.6~6g、うなぎのかば焼きは約50gが推奨量なので、食べるのであれば週換算してセーブしましょう。

 

③生肉、生ハム、フレッシュチーズは控える

寄生虫の一種トキソプラズマは動物の体内や土によく含まれています。感染をしても風邪のような発熱やリンパが腫れるといった症状で見過ごされがちですが、妊娠中に初めてかかると胎児にも感染する可能性があります。感染率は妊娠後期に従い高くなりますが、発達障害や脳性麻痺などの症状がある先天性トキソプラズマ症の発症率は妊娠初期の方が高くなります。

従って妊娠中は週数に問わず、トキソプラズマに感染しやすい生肉やフレッシュチーズの摂取や、感染率の高いネコとの接触、土いじりに要注意です。

トキソプラズマの抗体を持っているかは妊娠初期の血液検査で調べることができますよ。

 

④カフェイン入りのコーヒーは1日1~2杯まで

カフェインの大量摂取は胎児の発育を阻害、骨粗鬆症、流産の確率が高くなると言われています。

日本ではカフェイン摂取量の明確な基準がないため、WHOや海外の基準を参考にするとだいたい200mgほどで最大でも300mgに抑えるように定められています。カフェイン量で言われても分かりづらいので、私はスターバックスのコーヒーのカフェイン含有量を参考にしています。

【スタバのカフェイン量】

ホット:ショート180mg/トール260mg

アイス:ショート120mg/トール165mg

ディカフェ:ショート15mg/トール20mg

ラテ:ショート75mg/トール75mg

エスプレッソベースの方がコーヒー豆の使用量が少ないので、カフェインは少なくなります。

ただしコーヒー豆の種類によってカフェインは大きく異なり、代表的な2品種であるロブスタ種とアラビカ種を比べても、ロブスタ種の方がアラビカ種の約2倍のカフェインが含まれています。ロブスタ種は安価なためインスタントコーヒーやコーヒー缶に使われることが多いそう。ちなみにスタバはシアトルに1号店をオープンした時からアラビカ種のコーヒー豆にこだわって提供しているんですよ。

1日に飲む量を決めましょう

私の場合はドリップは朝に少なめ1杯、午後はラテを1~2杯と制限を毎日飲んでいます。

ドリップコーヒーは1杯、エスプレッソ系は2~3ショットに抑えて、妊娠中もコーヒーライフを楽しみましょう。

 

⑤お酒は摂取しないように気をつける

お酒を飲んではいけない、ということは言わずと知られたこと。胎児アルコール症候群になると発育遅れ、ADHDなど精神発達の遅れが現れる可能性があります。少しでも飲んではいけないのかというとそんなことはないようです。料理酒が飛び切っていない料理を食べても、ウイスキーボンボンを1~2個食べても、少しアルコールが含まれたノンアルビールを1杯飲んでも気にするほどではありません。

アメリカで「胎児性アルコール症候群の危険性がない」とされる飲酒量は「1日1杯、週に7杯以下」(1杯:ビール250ml程度)といわれています。

アルコールは人によって強い弱いがあるので非常に個人差があるところ。「飲む」のは控えておきましょう。食べたものに多少含まれていても大丈夫、くらいの心持ちで。

妊娠がばれたくない飲み会、どう対応する?

安定期に入る前で人には言いたくないけれど飲みの席がある場合、ありますよね。私はまさにちょうど年末年始で飲み会の嵐でした。。ばれないように選んだのはジンジャエール。色合いも炭酸感もお酒に近く、あれ、ノンアル?と思わせないのでなんとか乗り切ることができました。少し遅れて参加して、入店時に直接店員さんにオーダーしておくのもオススメですよ。

突っ込まれた時は強めの花粉症の薬を飲んでる、このあと仕事がある、今日は料理を楽しみたいなどの理由をつけていました。

 

⑥市販薬、花粉症などの処方薬、サプリは一旦ストップ

頭痛持ち、便秘がちで薬をよく飲む方、花粉症でアレルギー症状緩和する薬を飲む方は多いとおもいます。処方薬ではなく市販薬を服用している場合はすぐにやめましょう。妊娠初期は子への影響が大きく、発達障害や流産を引き起こす可能性が高くなります。通っている専門医もしくは産婦人科に相談し、症状に応じて妊娠中でも服用できる薬を処方してくれますよ。

漢方やサプリメント、プロテインなども同様です。一度パッケージなどに記載された用法を確認しましょう。私は処方された薬などを服用していませんでしたが、いつも飲んでいた肌荒れ予防の漢方薬、ビタミンCのリプライセルというサプリ、運動後に飲むようなプロテイン、漢方由来の花粉症薬を見直しました。

「妊娠中・授乳中は医師に相談」と箱に書いてある薬は相談しても知見がなくてNGであることが多いようです。服用するなら自己責任となります。

 

それでも飲みたい薬やサプリ、どう対応する?

【花粉症】

幼稚園児の時から花粉症が重症の私にとって過酷な春でした。基本はメガネ・マスク・点眼薬・点鼻薬・花粉ブロックスプレーです。薬は気休めでカルピスの腸内環境ケアサプリのみにし、結婚式参列などどうしても症状を抑えたい時に限り漢方由来のタウロミンという薬を飲んでいました。

・資生堂のIHADA

メイクの上からでもOKな花粉ブロックスプレーが意外にも大活躍でした(普通に濡れるので少し乾かす必要ありですが)。

・タウロミン

漢方由来のアレルギー内服治療薬で、私はこれで人生が変わったといっても過言でないほど花粉症の症状が緩和しました。2歳以下でも飲めるので妊娠中もこれならと思い自己判断で辛い時のみ服用しました。

 

【プロテイン】

私が普段服用していたのは良く見かける運動後に飲むプロテインで、妊娠中はNGと書いてありました。気がつかず2ヶ月ほど飲み続けてしまったのですが。。その後手に入れたのはオーガニックで成分もシンプルなBob’s Red Millのホエイ・プロティンです。スムージーに混ぜて服用しています。大豆由来のタイプもあります。

・Bob’s Red Millのホエイ・プロティン

タンパク質は赤ちゃんの体が作られていく上でも必須です。乳ならではの甘みもあり、美味しいホエイです。

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【ビタミンサプリ】

妊娠初期に特に必要な、葉酸。葉酸が含まれた妊娠期用のマルチビタミンサプリを服用しています。食生活をガラッと変えるのも大変なので、栄養はサプリにお任せしています。

今までリプライセルというブランドの高ビタミンCサプリを毎日服用していました。肌質が圧倒的に変わるので愛用していましたが、妊娠中は要医者に相談。結局いきなりやめることはできず2日に1回、3 日に1回と徐々に量を減らしました。

・Rainbow Lightのプリナータルワン

アメリカならではの全部入りサプリです。授乳期にもオススメとのことなので、大きいサイズを買いました。

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神経質になりすぎないで

妊娠期は不安なこと、たくさんありますよね。まだ実証されてないことも多いのが事実です。無理せず気にしすぎずに、マタニティライフを楽しみましょう♪